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5月都内物価、1.9%上昇 電気代値上がりで―総務省

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【図解】都区部消費者物価指数の月別推移

【図解】都区部消費者物価指数の月別推移

 総務省が31日発表した5月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.7と、前年同月比1.9%上昇した。33カ月連続のプラス。電気代の値上がりで、伸び率は前月(1.6%)を上回った。日銀が物価上昇目標としている2%は2カ月連続で下回った。

7月の電気料金、全10社上昇 補助金終了、夏の家計直撃―ガスも

 電気代は再生可能エネルギー促進のための「賦課金」の引き上げなどが響き、13.1%上昇した。エネルギー全体では5.9%上昇。今後は、電気・ガス代の政府の負担軽減策が縮小・廃止される影響が反映されてくるため、エネルギー価格を押し上げる要因になりそうだ。

 生鮮食品を除く食料は3.2%上昇。値上がりが続いているものの、伸び率は昨夏以降、低下基調となっている。

 一方、高校授業料の実質無償化に関して所得制限が撤廃されたことにより、授業料等は15.3%下落した。

 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.2%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は1.7%それぞれ上昇した。

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