• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

水原容疑者出廷、保釈される 米連邦地裁、5月9日罪状認否へ―大谷選手「一区切り」

配信

 【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で、違法賭博の借金返済のため同選手の銀行口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を胴元に不正送金したとして、銀行詐欺容疑で刑事訴追されていた水原一平容疑者が12日午後(日本時間13日午前)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷、保釈金2万5000ドル(約380万円)を即日納付して保釈された。5月9日、罪状認否に臨む見通し。

法廷に響いた鎖の音 元通訳、疲れた顔で―水原容疑者

 同容疑者は12日午前、司法当局に出頭し、一時身柄を拘束された。疑惑発覚後、公の場に姿を現したのは初めて。足かせをされた状態で法廷に入り、その後かせが外された。裁判官に名前を聞かれ、「イエス」と短く答えた。

 大谷選手への接近禁止命令が出され、許可なくロサンゼルス地域から離れることが禁じられた。ギャンブル依存症の治療プログラムを受けることも義務付けられた。

 代理人の弁護士は声明を出し、同容疑者が大谷選手やドジャース、大リーグ機構への謝罪を望んでいると表明。裁判で有罪となった場合、最大で禁錮30年を言い渡される可能性がある。

 大谷選手は12日、ロサンゼルス・タイムズ(電子版)の取材に対し、「捜査に感謝している。これで一区切りがつくので野球に集中したい」とコメント。同日夜のパドレス戦では4号ソロを含む3安打を放ち、松井秀喜さんが持つ大リーグ日本勢最多の通算175本塁打に並んだほか、日米通算1000安打も達成した。 

 球団は3月、違法賭博疑惑を受け水原容疑者を解雇していた。

 

 ◇水原容疑者の違法賭博問題経過

3月20日 ドジャースがソウルでの開幕戦で勝利

  21日 米メディアが違法賭博疑惑を報じる

      ドジャースが解雇を発表

  22日 大リーグ機構が正式な調査手続き開始

  25日 大谷選手が自身の関与を否定

4月10日 米メディアが近く訴追されると報道

  11日 連邦検察が訴追を発表

  12日 司法当局に出頭

      連邦地裁に出廷、保釈金を納付し保釈

(3月20、21日は韓国時間、他は米国時間)

最終更新:

関連記事

こんな記事も

社会

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ