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上川氏、供託金支給「遺憾」 徴用工訴訟巡り韓国外相に

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握手する上川陽子外相(左)と韓国の趙兌烈外相=21日、ブラジル・リオデジャネイロ(外務省提供)

握手する上川陽子外相(左)と韓国の趙兌烈外相=21日、ブラジル・リオデジャネイロ(外務省提供)

 上川陽子外相は21日(日本時間同)、訪問先のブラジルのリオデジャネイロで韓国の趙兌烈外相と約30分間、会談した。元徴用工訴訟で敗訴が確定した日立造船の供託金が韓国裁判所から原告側に渡ったことに強い遺憾の意を表明。また、島根県・竹島について日本固有の領土との姿勢を強調した。日本外務省が22日発表した。

日本企業供託金、原告が初受領 日立造船の元徴用工訴訟―韓国

 上川氏が1月に就任した趙氏と対面で会談するのは初めて。上川氏は昨年大幅に改善した日韓関係に触れ、「さまざまな分野で協力の幅をさらに広げ、連携を深めたい」と強調。両氏は、2025年に日韓国交正常化60年を迎えることを見据え、緊密に意思疎通することで一致した。

 弾道ミサイル発射など挑発を繰り返す北朝鮮への対応でも連携を確認。北朝鮮による日本人拉致問題に関する協力も申し合わせた。

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