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連合大会、岸田首相「意思疎通密に」 立民代表、補選支援訴え

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連合の定期大会であいさつを終え、会場を後にする岸田文雄首相(左)。中央は立憲民主党の泉健太代表、右端は国民民主党の玉木雄一郎代表=5日午前、東京都新宿区

連合の定期大会であいさつを終え、会場を後にする岸田文雄首相(左)。中央は立憲民主党の泉健太代表、右端は国民民主党の玉木雄一郎代表=5日午前、東京都新宿区

 岸田文雄首相は5日、東京都内で開かれた連合の定期大会に出席した。「持続的な賃上げ」実現への決意をアピールし、「皆さまとコミュニケーションを密に取りながら全力で取り組むので協力いただきたい」と政労の連携を呼び掛けた。自民党の首相の参加は16年ぶり。

岸田首相「賃上げのうねり広げる」 16年ぶり連合大会出席

 首相は労働界が求める所得向上に向け、「賃上げ減税」や労働市場改革、最低賃金の引き上げなどに取り組む考えを強調した。先月には連合傘下の電機連合出身で国民民主党副代表を務めた矢田稚子元参院議員を首相補佐官に起用。衆院選をにらみ、立憲民主、国民両党を支援する連合に再び秋波を送った形だ。

 与野党対決となる22日投開票の衆参2補欠選挙を控え、立民は政府の動きに神経をとがらせている。大会に出席した泉健太代表は補選での支援を連合側に要請。この後、記者団に「政党としては(自民党は呼ばれず)立民と国民が招待され、明確に線引きされている。(野党の分断には)全然つながっていない」と強調した。

 一方、連立政権入りが取り沙汰されている国民の玉木雄一郎代表は記者団に、首相出席について「政労のコミュニケーション強化の一環としても意味があった」と評価。大会では、自民内に所得減税を求める意見があることも念頭に「所得税減税を今こそやるべきだ」と主張した。

 大会は6日に芳野友子会長の続投を決めて閉幕する。

最終更新:

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