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インドにらみ連携誇示 モルディブ大統領と会談―中国主席

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 【北京時事】中国の習近平国家主席は10日、インド洋の島しょ国モルディブのムイズ大統領と北京で会談した。習氏は国境問題で対立するインドを念頭に、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」などでのモルディブとの協力実績を強調。両国関係を「包括的戦略協力パートナーシップに格上げする」と発表した。

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 中国外務省によると、習氏は「両国は発展途上国の利益を守るために協力すべきだ」と述べ、貿易や投資の拡大、気候変動問題などでの連携を呼び掛けた。ムイズ氏も「中国との関係発展は国民の利益になる」と応じ、会談後には多分野にわたる協力文書が署名された。

 昨年11月に就任したムイズ氏は、インド寄りだった前政権の方針を転換し、中国に接近する姿勢を示している。中国もまた、アジアと中東、アフリカを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝に当たるモルディブを戦略的に重視。海上橋建設などのインフラ整備を通じ、浸透を図ってきた。

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