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パオロ・マッツァリーノの「政治・社会 ことばの歳時記」
戦前の朝日新聞は読者の投書を重視せず、1日1通の掲載を基本としてました。その方針を変えて投書欄を刷新・拡張したのは1945年11月のこと。すると11月のひと月だけで、2889通もの投書が寄せられます。まだ衣食住もままならなかったであろう時期なのに、ハガキ代や切手代を負担してでも意見を言いたかったのだと思うと、言論・表現の自由が人間にとっていかに重要であるかが分かります。
春が訪れ、人々が浮かれる。そんな季節の風物が、ここ数年は新型コロナのせいで見られなくなりました。今年はさらに戦争の暗い影が世界を覆い、春の気分に水を差します。
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