〔帰宅難民・体験リポート〕地震後、徒歩で自宅へ

都内の帰宅難民は10万人超

 2011年3月11日午後2時46分、東日本を未曽有の大地震が襲った。鉄道やバスといった首都圏の足は大混乱に陥り、警視庁の集計によれば、都内だけでも10万人を超える「帰宅難民」が発生した。

 交通機関の復旧までは職場などでの待機が望ましい、と知ってはいても、病人がいたり、子どもを残していたりして、自宅にどうしても帰らざるを得ない人も多いだろう。

 記者自身、自宅に残した妻と乳飲み子と連絡が取れず、心配で、やむを得ず、帰宅することにした。

 一般的に、徒歩での帰宅は20キロが限界という。記者の自宅は近郊の練馬区内にあり、勤務地である時事通信社本社(中央区銀座)からちょうど20キロ。速足なら4時間ほどで着ける距離だ。(時事ドットコム編集部)

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