日本の海軍機 写真特集

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局地戦闘機「紫電」

 局地戦闘機とは敵の大型爆撃機を迎撃するための戦闘機で、艦載機ではなく陸上基地からの運用を前提としていた。紫電は、川西航空機が開発していた水上戦闘機「強風」の機体を利用し、1942(昭和17)年から開発をスタート。離昇出力1990馬力の強力な「誉」エンジンと20ミリ機関砲4門(初期型は2門)を搭載、新開発の自動空戦フラップを備え、戦況打開の切り札となることが期待された。
 44(昭和19)年2月から実戦部隊への配備が始まったが、誉エンジンが不調続きだったことや、主脚の構造が複雑で故障しやすい上、自動空戦フラップの扱いも困難で、シンプルな零戦に比べて操縦は難しく、パイロットを悩ませた。終戦までに1000機以上が生産されたものの、実戦では目立った活躍はできなかった 【時事通信社】

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